川平法とは、鹿児島大学医学部名誉教授、
霧島リハビリテーションセンター元センター長、
促通反復療法研究所(川平先端リハラボ)所長の
川平和美先生 が開発した脳卒中片麻痺の新しい治療法です。
川平先生は、その著書「片麻痺のための運動療法第3版」の冒頭に次のように述べられています。
『川平法(促通反復療法)は、促通手技によって随意運動を実現し、それを反復することによって随意運動を実現するために必要な新経路を再建・強化することを目的とした神経路強化的促通療法である。』
川平法は、脳卒中片麻痺の方の麻痺した手足を再び動くようにしていくリハビリ方法です。脳の可塑性を利用して運動学習をおこなっていきます。脳はやったことしか憶えません。ですから麻痺した手足の随意運動が実現しやすいように促通によって助けます。そしてその実現した随意運動を反復することで、神経路を強化していきます。やがてひとりで手足の随意運動が実現できるようになることを目指しています。